公開日:2026.01.28
最終更新日:2026.01.28
バス用品特集
「全てを進化させたかった」開発者が語る、『バスチェアEX』誕生の秘密
現代の浴室空間や生活者の価値観に合わせ、座り心地・デザイン・お手入れ性の3要素を徹底的に見直した意欲作、それがアスベルの『バスチェアEX』シリーズです。
『バスチェアEX』は、従来品の開発の中で培ったノウハウを全て注ぎ込み、さらに高次元での両立を目指した結果、グッドデザイン賞を受賞しました。
今回は製品開発を担当したYさんに、開発時のこだわりから製品の魅力まで、幅広くお話を伺いました。
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01:【グッドデザイン賞受賞】日常を特別にするアスベルの『バスチェアEX』
02:「バスチェアとはどうあるべきか」現代の浴室空間からバスチェアの本質を問い直す
03:素肌に触れるからこそ、見た目だけでなく、座り心地を大切に
05:使うたびに実感。審美性と機能を高レベルで両立した受賞デザイン
06:全てを高レベルで兼ね備えた『バスチェアEX』で、毎日のお風呂時間をグレードアップ
【グッドデザイン賞受賞】日常を特別にするアスベルの『バスチェアEX』
アスベルの『バスチェアEX』は3タイプのサイズ展開を行っており、体のサイズに合わせてぴったりな座り心地・使い心地を見つけられます。
『バスチェアEX』基本寸法
- バスチェアEX30(座面高さ30cm):390W×293D×334H(mm)、重量 1313g
- バスチェア EX35(座面高さ35cm)405W×302D×387H(mm)、重量 1483g
- バスチェア EX40(座面高さ40cm):寸法 421W×318D×432H(mm)、重量 1603g
材質は全アイテムとも、本体:ポリプロピレン、スベリ止め:ポリエチレン

座り心地・デザイン・お手入れ性──3要素を底上げした基本仕様
『バスチェアEX』の開発は、従来より好評だった座り心地・デザイン・お手入れ性の3要素を全て引き継ぎ、それをさらに良くするために、全体を改めて見直す「フルリデザイン」が施されました。
デザインの美しさだけでなく、座り心地の快適性やお手入れ性の高さなど、機能とデザインを高レベルで両立した結果、グッドデザイン賞の受賞につながっています。

「バスチェアとはどうあるべきか」現代の浴室空間からバスチェアの本質を問い直す
もともとアスベルは「バスチェアのトップシェアメーカー」として、さまざまなバスチェア製品を展開。業界内の知名度も高く、多くの方に支持されています。Yさんによれば、近年の傾向として
- 浴室空間におけるデザインのグレードアップ
- 「癒し空間である湯船」と「作業空間としての洗い場」の役割のギャップ
が見られるようになったそうです。そこで「今の空間に合う、新しいバスチェアの定番」を目指した方が良いのではと、本質的な視点から『バスチェアEX』の開発がスタートしました。
「バスチェアって、もっと快適にできる」暮らしの視点から“完成形”の先に挑戦
開発チームは、利用者のニーズが「見た目と使用感の両立」へ移り変わってきていることを踏まえ、インテリア性や快適性を盛り込んだ、「作業スペース」だけではないバスチェアが必要と考えたそうです。
「従来品は丈夫ですが、もっとスタイリッシュに、スリムに、お手入れ性を向上できると考えました。座り心地も、従来品は作業空間の椅子としては非常に快適と評価されていましたが、どうしても一般的な椅子に比べると窮屈な部分があったため、見直すことに決めました」(Yさん)
バスチェアにおいて、座り心地・デザイン・お手入れ性はどれも重要なものと考えられています。
- 座り心地:肌に直接触れるものとして最も重要
- デザイン:浴室の一部として空間調和を担う
- お手入れ性:毎日使うものだからこそ不可欠
『バスチェアEX』は、この3要素全てを「従来品よりさらに進化させる」ことをゴールに、開発されることとなったのです。
素肌に触れるからこそ、見た目だけでなく、座り心地を大切に
Yさんによると、開発で一番こだわったのは「座った時の感覚」。『バスチェアEX』では従来品と比較し「広く、ゆったり座れる」快適性を追究したそうです。
しかし、座面を単純に広くすれば、圧迫感が出てしまいます。そこで『バスチェアEX』では、肌に触れる面の角度にこだわることで、「ゆったり安心して座れる」と「圧迫感のないデザイン」を両立。
展開されている3タイプ全てでこれを両立しているため、浴室の大きさや体型にかかわらず、「広く、ゆったり座れる」快適性を実感できます。
「一番こだわったのは座った時の感覚です。実際、『バスチェアEX』に座った後に従来品に座り直すと『狭い』と感じると思います。従来品と比べた時に広さを感じられるような座り心地を追及しています。
座面の角度も、3タイプのサイズ全てにおいてさまざまな身長体型年齢の人間が実際に座り、意見を出しあった上で決めました」(Yさん)

「触れたくなる、座りたくなる」細部に宿る快適性
『バスチェアEX』の特徴は「広く、ゆったり座れる快適性」だけではありません。全体のバランスを整えるための脚デザイン、素材の質感にもこだわっています。
脚デザインにおいては、
- 圧迫感のないスリムなデザイン
- 長く安心して使えるような強度設計
に力を入れたそうです。Yさんによると座面が広い分、通常の脚デザインでは圧迫感が生まれるため、スリムにそぎ落とす一方、設計段階での十分な強度解析で「スリムなのに丈夫」なデザインができあがりました。
「座面を広くすると座りやすい反面、圧迫感も生まれることがわかりました。これを解決するために、他の部分、とくに脚部をスリムにそぎ落としています。
しかし単純にスリムにした場合、強度に不安感がありました。そのため外部検査機関にて強度解析を行い、強度を確保するとともに、圧迫感のない脚部デザインが採用されています」(Yさん)
素肌に触れるからこそ、素材の質感も重視
脚デザインはもちろん、表面をマット仕上げにしている点も特徴です。マットな質感にすることで、浴室で使用する際に「しっとりした温かみ」を感じられる点を狙っています。
「デザインにエッジが効いているため、従来のような光沢仕上げにすると、きつい印象になるのではと思いました。マットな質感にすることで、スタイリッシュすぎる印象を和らげ、バランスを取る役割も果たしています」(Yさん)

開発にあたって、Yさんは「肌に触れるところは徹底的に形状にこだわり、触れないところは極力シンプルに」という考え方を何よりも大切にしたそうです。
「バスチェアはとくにお肌に触れる製品ですので、『お肌に触れた際に、違和感のある素材を使わない』ことにもこだわりました」(Yさん)
快適な座り心地のために座面にこだわり抜く一方で、肌に触れない足元は極限までそぎ落とす。
『バスチェアEX』は、単純な椅子としてでなく、「浴室というリラックス空間で、素肌で触れるもの」という意識が、随所に丁寧に盛り込まれています。
「使ってよかった!」毎日のバスタイムが変わる声続々
『バスチェアEX』はリリース後、多くの方から好評な反応をいただいています。
Yさんが気になったレビューは
「シャワーの時に立ったり座ったりしやすい」
「脚の部分がすっきりしているのでお手入れがしやすい」
といった声だそうです。
『バスチェアEX』は座った時の快適性だけでなく、「立ちやすさ」「座りやすさ」にもこだわって、高さを検討。さまざまな身長・体型・年齢の方でも、快適に洗う動作を行えるサイズバリエーションで展開されています。

Yさん自身も実際使用しているそうで、
「賃貸マンションなので浴室空間が狭いのですが、圧迫感がなく快適に使えています」
と教えてくれました。
ほかにもECサイトのレビューを見てみると、
「快適に使える」
「デザインがおしゃれ」
といった声が多く、販売も好調。中でもとくに「お手入れのしやすさ」を感じている方が多い印象です。

「汚れがつきにくく、洗いやすい」
「軽くて、浴槽の縁にも引っ掛けやすい」
など、普段のお手入れの中で『バスチェアEX』の魅力を高く感じているようです。

使うたびに実感。審美性と機能を高レベルで両立した受賞デザイン
アスベルの『バスチェアEX』は、座り心地・デザイン・お手入れ性の3要素をこだわり抜いて両立させた点が功を奏し、2025年度のグッドデザイン賞を受賞しています。
グッドデザイン賞の受賞は、開発チーム全体のモチベーションアップに大きくつながっているそうです。また受賞の理由として、明確なコンセプトが刺さったのではと考えています。
「受賞を通して改めて感じたのが、コンセプトが明確な製品の強さです。
今回は『座り心地、お手入れ性、デザイン』という、バスチェアに必要とされる3つの要素を、前モデル比で確実に進化させた点が明確でした。この明確さが、受賞に貢献したのではと思っています」(Yさん)
これをきっかけに「今後も積極的にグッドデザイン賞の受賞を目指していこう」という考え方が社内で広がっているそうです。
グッドデザイン賞審査員評価コメント
「入浴時間がリラックスタイムとして重視され、浴室自体もそれに合わせて進化している。本製品は「身体を支える機能」と「審美性」を高レベルで融合させたデザインで高評価を得た。快適性追求のため従来製品よりも座面面積を広げながらも、軽快なフォルムは秀逸。
また、高さが異なる3種のいずれも統一された印象を持っていることに、周到な基本構想の練りこみを感じる。清掃のため裏側にリブがなく隅々まで洗える構造など、長期使用への配慮した誠実な取り組みが、丁寧にデザインに落とし込まれている」(原文ママ)
全てを高レベルで兼ね備えた『バスチェアEX』で、毎日のお風呂時間をグレードアップ

『バスチェアEX』は、単なる浴室の道具としてではなく、リラックス空間を構成するインテリアとして、全てを高いレベルで両立させた製品です。
座り心地、デザイン、お手入れ性を追求して完成した『バスチェアEX』は、日常のバスタイムを心地よく、特別な時間に変えてくれます。
とくに、素肌に触れる部分の快適さや座り心地、そしてストレスとなるお掃除のしやすさまで細部に配慮。軽やかで統一感のあるデザインは、あらゆるバスルームに自然に溶け込み、圧迫感を与えません。
見た目も使い心地も妥協しない「新しい定番」で、ぜひ日々のバスタイムをグレードアップしてみませんか。